【お品書き】2017/11/15更新
波の寄せる跡に残った断片集。
つまり、宝石ではありません。
椰子の実だとか硝子片だとか流木だとか、殊更珍しくもないものたちの成れの果て、そんな短篇、掌篇、散文等。
波に揉まれるうちに付加された淡い不思議と非日常とともに。
・移ろい ¥500
短篇/掌篇/不思議/非日常Neutral-中性的-な全四篇花咲み酔いと宵とを味わう彷徨譚(夜な夜な酒を飲みに出掛ける話)
海に沈む未来を諦めた未来(村ごと沈み死にゆく男の話)
此岸花均衡という在り方(歪で幸せな家族の話)
迷子の栞合わせ鏡を覗いてみる(時代を感じる祖母の家で本を読む話)
・ラムネ瓶の中 ¥100
掌篇/夏祭り/不思議試し読みはございませんが、朗読音源(全文約三分)をどうぞ。