彷徨に似た何か


また一年が過ぎました。
あっという間でびっくりするだけの暇もないような気持ちです。

(初めましての方へ。こんにちは。波の寄る辺というサークル名で同人活動をしている桜鬼といいます。
因みにブースは大体「短編・掌編」で取っている遅筆人間です)

さて、そんなこんなで2019年のふりかえりと、来年のことについて少し語ってみようかなあと思います。


先ずはこちら、トップページに掲載している活動記録ですね。

昨年書いた通り、港町アンソロジー『PortRay』を携え駆け抜けることになりました。
もう次はいいかなと思うくらいにはアンソロジーとして奇跡的な一冊になっています。
おかげさまで重版にも至りまして、春と秋の文フリ東京から関西でのイベント、書店委託まで概ね届けたいところへ届けに行けたのかなと思っています。
現在はまだ在庫が多少ありますが、残りはもう基本的には通販及び書店のみでの頒布に縮小したところです。
重版の予定もございませんので気になるかたはお早めに⚓️


写真は今年使っていたお品書きです。

別に個人誌として発行したのは『Who are you?』のみだったのですが、書き下ろしとして以下のアンソロジーに寄稿しました。
後半三作は年明けの文フリ京都で発行される予定ですのでよかったらお手にとってみてください。

・『霞季』(テキレボアンソロ)
・『終曲』(『コトバ小曲集』)
・『Aplysia』(文系理系アンソロジー『雪がとけたらなにになる?』)
・『ロシアンブルーの爪』(猫アンソロジー『手のひらに猫』)
・『それは火の種、噂の種』(長屋アンソロジー『ひとのうわさ』)

それから、2020年5月の文フリ東京で発行予定の新刊『磯の口止め』を書いていたりもしました。
1年間の執筆量としては原稿用紙換算で100枚そこらですかね。
はじめにも書いた通り遅筆なので例年ともそう変わりません。

因みにここに挙げた作品は文体診断ロゴーンに流し込んだところ、ほぼほぼ井上ひさしになりました。その割に、Twitterでアンケートをとってみたところ圧倒的に票が入ったのは純文学となっていまして、本当どうなっているのやら。

テーマとして扱う事柄は何というか「解決のしようもないけれど無視もできない、何処かで折り合いをつけなければならない」みたいなものが多いのかなあとは最近ぼんやり思い起こしてみたりしているところですが、それもまあ、例外が出てきたっておかしくはないので、うん、一貫性なんてなくていいやな。
これからも描こうと思ったことをただ書いていきます。

具体的な2020年の予定はというと、

5月 第三十回文学フリマ東京
短篇『磯の口止め』発行
詩集『波止鴎(仮題)』発行
7月 旅チケット
11月 第三十一回文学フリマ東京
短篇集『幾何学』発行

といった具合でしょうか。一寸リアルが忙しくなりそうなので同人活動は縮小します。

あとは、何でしょう……創作以外では踊ったり旅行したりとこれもまた変わらずやっていましたね。
縮小するとはいいながら、旅チケットでも新刊を出したいなあと考えるあたり本当堪え性のない感じです……

何ともしまりのない流れになってしまいましたがもう書くことがぱっと思いつきませんね。
それではみなさま良いお年を🎍

桜鬼