Continue 2019


振り返り、おすすめ、と来ましたので漸く来年の抱負です🖋

先日バーテンに今年の一字はと尋ねられまして、それで考えてみたのですけれど、2018はわたしにとっては「瞬」だったなと。
創作においても、同人1年目のため殆どのことが初めての体験でして、そりゃあ目まぐるしくも感じますよね。

そうした中で色々な方とお話をする機会にも恵まれて、「成熟」について少し思うところができました。

というのも、同人をされている方々はそれぞれに安定した「作風(物議を醸しそうですが個性と言い換えてもいい)」を持っている方が多く、その「作風」に触れるたび遠い背中を眩しく眺める気持ちになりまして。

我が身を振り返りますと、いつになったらそこまで「成熟」することができることやらという状態なのですよね。

その上で2019年はどうしようかなと考えたとき、敢えて一度一気に方向転換したものを書くのもありなのかもしれないなと思いました。

というわけでひとつ「意識してエンタメ性のあるものを書く」というのをやってみたいなと思っています。

これは似たようなものを沢山書くうちに自身でそれが作風だと錯覚してしまうのを防ぎたいという狙いもあります。

また、これが書きあがった暁には長い付き合いの友人に装丁を依頼するという約束をしました。
彼女はプロということもあり、同人の話はしてもわたしから頼むということは本当思ってもみなかったのですけれど、装丁をしてみたいという呟きとともに「新しい描き方に挑戦してそれを定着させたい」ところなのだという話を聞いたら語彙もなく「ああ、いいなあ」と思ってしまい。
今まで彼女の描いてきた絵と、今までわたしが書いてきた話は本来雰囲気の合わないものなのですが、それを双方向からひとつの作品になるように挑戦するというのは一寸信頼と気概がないと難しいなと思うので。
プロらしい静かな向上心(彼女は向上心だとは意識すらしていないかもしれない)にあてられて、少しわくわくしています。



それから忘れてはいけない『PortRay』⚓️

これの運営をなんとかかんとかやっていくというのがふたつめの目標でしょうか。
2019年は兎に角このアンソロジーを推してまわる一年になるだろうと思いますしそうしたい。

このアンソロジーについてはリンク先であったり振り返りで色々と書いているのでここでは一寸割愛。



あとは一寸した気づきとして、自分の得意(というより何とか御すことのできる)字数が今は恐らく原稿用紙四枚ほどにあたるのだろうなということがあります。

#紙街03『酒花』
#紙街04『花の理』
#ペーパーウェル01『雪兎』

いずれも結構な短さの掌篇ですが自己評価的には割と高い部類に入ります。

原稿用紙十五枚あたりが今は一番作品のリズムを掴むことができず、三十枚を超えてくるとまた何とかかんとかという具合ですね。

百枚を越えるとまたわからなくなりますが。

まあそういうわけでみっつめの目標は「三十から百枚あたりの枚数に慣れる」ということにします。



トップページにはこんな具合に活動記録をあげていまして、それを増やしていくのも楽しみのひとつであったりするので今年もまだまだ同人は続けていこうと思うのでした(完)

締め方が下手でどうしましょう、な抱負回でした。ここまでお付き合いくださりどうもありがとうございます。
みなさま良いお年を……!

桜鬼